化学授業における学生実験でのパソコン支援 事前学習の教育効果

吉村忠与志*1、坂上秀男*1、藤上義弘*2、 ブライアン T. ニューボルト*3

福井工業高等専門学校 *1工業化学科、*2電子情報工学科 〒916 鯖江市下司町
*3Department of Chemistry and Biochemistry, University of Moncton, Moncton, NB, Canada, E1A 3E9

(Recieved : September 22, 1994; Accepted for publication : December 2, 1994)

パソコン支援学習(CAL)は、化学教育においていろいろな方法で用いられ効果を上げている。コンピュータは便利の良いツールである。学生は、授業での実験を始める前に、自分でその実験内容について詳しく調べて、パソコン支援学習を実施する。
本校では学生実験の前に学習をさせ、その教育的効果を調査している。事前学習のための教材プログラムは、卒業研究で開発した。物理化学実験では18テーマを用意している。
学生は、各テーマ毎に事前学習を実施しなければならない。物理化学実験では、各テーマ毎にCALプログラムを開発している。実験を始める学生は、そのプログラムを使って勉強する。
CALによる事前学習の有無の教育的効果を調べたところ、化学授業において学生の実験学習に明らかに優れた効果が観察された。

Key words: CAI, CAL, beforehand learning, chemistry curriculum, chemical dry lab, CAL software


Abstract in English

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