配位多面体を用いた結晶構造の簡素化表示

福地 正行a, 梅下 友則a, 野口 文雄a*, 小林 秀彦a, 八島 勇b, 井筒 靖久b

a埼玉大学工学部応用化学科, 〒338-8570 浦和市下大久保255
b三井金属鉱業総合研究所, 〒362-0021 上尾市原市1333-2
*e-mail:

(Received: April 13, 2000; Accepted for publication: July 4, 2000; Published on Web: November 8, 2000)

  原子球による描画では単位格子内に多数のイオンや原子が存在する複雑な結晶構造を認識することは困難である。そこで,配位多面体を用いた描画により,ケイ酸塩あるいは複合酸化物などの複雑な結晶構造を簡素化表示できるMS-Windows95/98/NTアプリケーションをInprise社のBorland C++ Builder4を用いて開発した。このソフトウェアによってセーブされたVRMLのテキストファイルにより高品質の3次元グラフィックで表示できる。また,2種類の結晶構造の同時表示や複数セルの表示によって結晶構造をより視覚的に理解しやすいものにした。

キーワード: Crystal structure, Coordination polyhedron, C++, VRML


Abstract in English

Text in Japanese

PDF file(939KB)


Return