日本化学プログラム交換機構主催イベント
JCPE優秀プログラム賞の表彰について
- 去る6月1〜2日に開催された2000計算化学討論会でJCPE優秀プログラム賞の表彰が行われました。その経緯を説明します。
日本化学プログラム交換機構(JCPE)は1989年4月に発足しました。したがって、今年の4月から12年目に入っています。JCPEの設立の目的は、国産の計算化学のプログラムの発掘と、それをもとした国内の計算化学の振興です。そのために、プログラムの寄託と頒布、機関誌JCPE Journalの発行、計算化学のセミナーや講習会、など、色々な行事を行ってきました。計算化学討論会もその事業の1つです。計算化学討論会も1991年の5月に第1回を開催し、今回が丁度、第10回になります。 第10回目と2000年という2つの節目の年を記念して、今回、新たな企画を始めることにしました。その新しい企画について、JCPEの役員や幹事などで検討した結果、優秀プログラム賞を設立し、その表彰をこの計算化学討論会で行うことにしました。 ご存知のように、最近の経済不況の影響で、国内の計算化学の研究者は減少の一方です。このような状況の中で、我が国における計算化学の発展に、この優秀プログラム賞が少しでも寄与できればと考え、設立した次第です。 今回の優秀プログラム賞の受賞者については、優秀プログラム賞選定委員会で慎重に審議を行いました。その結果、今年度のJCPE優秀プログラム賞の受賞者として、東京工業大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻教授の河村雄行先生を選定しました。 よくご存知のように、河村先生の作られたMXDORTOという分子動力学計算のプログラムは、JCPEだけでもすでに1000本以上が頒布されています。国産の化学プログラムとして最も多くのユーザーに使われているプログラムであると思います。 みなさんもこの優秀プログラム賞をめざして、独創的なプログラムを開発されるよう、期待いたします。