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学振未来開拓研究:第1回計算科学シンポジウム

主 催
日本学術振興会未来開拓学術研究推進事業 「計算科学」研究推進委員会
日 時
1988年2月2日(月)09:45~10:15(受 付)
   
         10:15~17:00(シンポジウム)
   
         17:30~19:30(懇親会)
会 場
東京大学山上会館大会議室(シンポジウム)
   
東京大学山上会館談話ホール(懇親会)
   
〒113 東京都文京区本郷7−3−1

会 費
シンポジウム:無料,懇親会:3,000円

申し込み
参加ご希望の方は,氏名・所属・連絡先・懇親会の参加の有無を明記し,1998年1月27日(火)までに,郵送,FAXあるいはe-mailで下記シンポジウム事務局宛にご送付下さい.なお,シンポジウム当日まで参加受け付け致しますが,収容人数に限りがありますので,満席の場合には、ご不便をおかけしますことをご了承下さい.

申込先,問い合わせ先
〒113 東京都文京区本郷7−3−1 東京大学大学院工学系研究科 計算科学シンポジウム事務局 システム量子工学専攻 吉村助教授室 担当:中村さゆり,TEL : 03-3812-2111 EXT 6960, FAX : 03-5800-6876


 空間における様々な理工学上の現象を高速計算機によって解明しようとする分野は計算科学と呼ばれています.この分野の進歩は目覚ましく,ベクトル型スーパーコンピュータや並列コンピュータ等に代表されるハードの進歩と,数値計算アルゴリズムの進歩によって,最近の20年間に計算速度が数百万倍にもなりました.この驚異的な計算速度の向上によって,計算科学は基礎科学のみならず産業界においても有効性が確認されつつあり,次第に従来の実験に置き換わりつつあります.しかし,現実に起こる複雑な問題を十分な精度で解析するには,現在の計算速度はまだまだ不十分であり,より一層の発展が求めら れています.

 以上のような背景のもとに,日本学術振興会の未来開拓学術研究推進事業の一つの分野として「計算科学」が取り上げられ,理学および工学の諸問題の大規模計算に関わる第一線の研究者が集まり,平成9年度より研究プロジェクトを開始しました.現在ほとんどあらゆる理工学分野において計算科学的アプローチが用いられて研究が行われていますが,本研究プロジェクトでは、その中から計算科学を代表すると考えられる以下の重点課題を設定し,研究を行うこととしました.

 (1)現在の最高速計算機であるテラフロップス(TFLOPS=1秒間に浮動小数点演算を10の12乗回行える演算速度)級計算機が5年間に1〜2桁高速化され,また汎用化されること.

 (2)新しい知見を容易に導入可能であり,上記のような高速計算機を最高に活用できる大規模工学設計用ソフトウエアが開発されること.

 (3)実験的なアプローチでは解明が不可能な大規模な問題,すなわち地球規模解析および物質解析を取り上げ,有効な計算アルゴリズムが開発され,それが現実問題へ応用されること.

 「第1回計算科学シンポジウム」は,本研究プロジェクトを含む国内外の計算科学」研究の新展開について,その目的,手法,期待される成果を集中 的に議論することを目的として開催されたものです.


学振未来開拓研究:第1回計算科学シンポジウムプログラム

09:45-10:15
受 付

10:15-10:30
ご挨拶:加藤寛一郎 日本学術振興会理事

セッションA
(司会:稲垣康善 名古屋大学大学院工学研究科長,同教授) 

10:30-11:00
学振未来開拓学術研究「計算科学」プロジェクトの概要
矢川元基(「計算科学」研究推進委員会委員長,東京大学大学院工学系研究科教授)
11:00-11:30
高速計算に内在する4つの呪い
浅井清(日本原子力研究所理事,同計算科学技術推進センター長)
11:30-12:00
海外の計算物理学研究の動向
小柳義夫(東京大学大学院理学系研究科教授)
12:00-13:20
昼食・休憩 

セッションB
(司会:杉本大一郎 放送大学教授)

13:20-13:50
次世代超並列計算機開発−連続体向け超並列計算機の開発−
岩崎洋一(筑波大学物理学系教授)
13:50-14:20
次世代超並列計算機開発−多粒子系向け超並列計算機の開発−
牧野淳一郎(東京大学大学院総合文化研究科助教授)
14:20-14:50
次世代エレクトロニクスのための物質科学シミュレーション
今田正俊(東京大学物性研究所教授)
14:50-15:20
コーヒーブレイク

セッションC
(司会:森 正武 京都大学数理解析研究所教授)

15:20-15:50
設計用大規模計算力学システムの開発
吉村 忍(東京大学大学院工学系研究科助教授)
15:50-16:20
地球規模流動現象解明のための計算科学−数理・物理モデルと計算アルゴリズムの開発−
金田行雄(名古屋大学大学院工学研究科教授)
16:20-16:50:地球規模流動現象解明のための計算科学−大規模数値シミュレーション−
里深信行(京都工芸繊維大学工芸学部長、同教授)
16:50-17:00
閉会挨拶
白鳥正樹(横浜国立大学工学部教授)