(Received: January 17, 2002; Accepted for publication: February 15, 2002; Published on Web: April 24, 2002)
振動スペクトルの理論的解析法として非経験的分子軌道法がどの程度実測スペクトルを再現できるかを検証するために、GAUSSIAN94プログラムを用いて振動数と赤外強度を計算した。ジクロロメタンCH2Cl2、CHDCl2、CD2Cl2について基底関数と計算法の多数の組み合わせを用いて気相分子の振動数と赤外強度を計算し、実測値と比較した。その結果、計算値に対してscale factorを用いることにより、振動数と赤外強度の実測値を最もよく再現する基底関数と計算法の組み合わせを決定した。
キーワード: 振動スペクトル, 分子軌道法, 振動数, 赤外強度, ジクロロメタン