(Received: April 25, 2002; Accepted for publication: August 6, 2002; Published on Web: September 3, 2002)
分子動力学法を用いて、8つの分子で構成されたアルゴンクラスターの、凝集相から気相への相転移を調べた。NTPアンサンブルでキャリアガスを用いてシミュレーションを行った場合、キャリアガスの個数と系全体の圧力の設定条件により計算結果が違ってくることが知られている。したがって相転移を観測するのに最適と思われる設定条件を探ってみた。そして最適と思われる設定条件下で分子動力学シミュレーションを行い、さまざまな熱力学量を求めた。さらに分子動力学法から得られた結果が妥当であるか調べるために、モンテカルロ法を用いてシミュレーションを行い、二種類の方法により求められた結果を比較してみた。
キーワード: 相転移, マイクロクラスター, 分子動力学法, モンテカルロ法, キャリアガス, 圧力, Lennard-Jones potential