Summy: JavaTMによるベンチサイドコンピューティングを目指した材料設計支援システムの開発(1)
― 概要と設計 ―

田島 澄恵a, 長嶋 雲兵b*, 細矢 治夫a

aお茶の水女子大学人間文化研究科, 〒112-8610文京区大塚2-1-1
b産業技術総合研究所グリッド研究センター, 〒305-8561つくば市東 1-1-1

(Received: November 28, 2001; Accepted for publication: June 14, 2002; Published on Web: September 13, 2002)

  新規物質材料の開発を行う実験化学者が、未知の物質の様々な物性を広範囲な角度から評価し、開発目的にあった物質の設計指針を簡単かつ便利に得るための材料設計支援システムとして、Summy(Solutions Utilities for Material Mining by Yourself)の設計と実装を開始した。
  Summyは、物質の特性値を実験化学者がすばやく得ることを可能とするため、広域分散並列処理を可能とするネットワーク数値情報ライブラリNinfを基盤技術として、物理的に離れて設置されている各種データベースや高性能な計算機といった情報資源を実験化学者の活動の場であるベンチサイドからアクセス可能とする。Summyは、分子軌道計算から熱力学的物性の推算まで一貫した操作性を持つため、材料設計者はそれぞれの研究レベルにあった計算機利用が可能となる。
  本稿では、Summyの設計方針、ユーザインターフェイス、ライブラリ設計・実装に関してその概要を述べる。また、いくつかの計算例を示す。

キーワード: 計算機支援による物質設計, 実験近接計算環境, ネットワーク計算, 物性推算機能


Abstract in English

Text in Japanese

PDF file(1,004kB)


Return