(Received: August 5, 2002; Accepted for publication: November 1, 2002; Published on Web: December 13, 2002)
大規模共役系炭化水素化合物のケクレ構造の総数とPauling Bond Orderの計算をより効率的にするために、新たなプログラムを作成した。このプログラムの基本的アイディアは、分子を三分割してそれぞれのケクレ構造の総数とPauling Bond Orderを計算し、その結果を後で総合することにある。今回作成したプログラムと別の方法により計算したPauling Bond Order値を比較したところ、得られた結果は全て同一であった。また、計算時間が従来の方法に比べて短縮された。これらのことより分割法のケクレ構造の総数とPauling Bond Orderの計算が正確且つ効率的に行われることが確認された。
キーワード: ケクレ構造, Pauling Bond Order, 共役系炭化水素化合物