PC GAMESSのための新しい計算化学統合環境Facioの開発

末永 正彦

九州大学理学研究院化学部門, 〒812-8581 福岡市東区箱崎 6-10-1

(Received: August 23, 2004; Accepted for publication: November 2, 2004; Published on Web: December 28, 2004)

  Windows環境におけるフリーの分子軌道計算プログラムであるPC GAMESSのための新しい計算化学統合環境の開発を行った。分子モデリングの機能については、市販のモデリングソフトに匹敵するものを実装した。モデルの描画にはOpenGLを用いているため精緻な3Dモデルの作成ができる。GAMESSの入力データの作成および計算の起動はGUIを介して支援され、計算結果の可視化については、最適化構造、分子軌道、静電ポテンシャル・電子密度の等値表面の表示、基準振動のアニメーション表示、赤外・ラマンスペクトルのシミュレーション等を実装している。更に、最適化構造は計算終了後直ちにモデルに反映されるので、GAMESSと連携したモデリングができる。このように、PC GAMESSを中心とした計算化学に必要な種々機能が統合されているため、作業が効率的となる。

キーワード: 分子モデリング, GAMESS, 計算化学, OpenGL


Abstract in English

Text in Japanese

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