分子軌道計算専用計算機用LSI (ERIC) の開発

中村 健太a*, 本田 宏明b, 梅田 宏明c, 小松 晴信d, 村上 和彰a

a九州大学大学院 システム情報科学研究院 情報理学部門, 〒816-8580 春日市春日公園 6-1
b九州大学情報基盤センター 研究部門, 〒812-8581 福岡市東区箱崎 6-10-1
c産業技術総合研究所 グリッド研究センター, 〒305-8568 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第二
dセイコーエプソン株式会社, 〒392-0001 長野県諏訪市大和 3-3-5

(Received: July 12, 2005; Accepted for publication: August 23, 2005; Published on Web: December 3, 2001)

  近年、分子シミュレーションのような大規模科学技術計算が盛んに行われるようになっている。特に、非経験的分子軌道法は、新素材、高性能材料、医薬品等の開発に利用されており、これからもますます発展する分野である。しかし非経験的分子軌道法に基づく分子シミュレーションは、その計算量が膨大であるために、研究者が設計したい大規模分子への適用が容易ではない。
  そこで我々は、「現実を反映した大規模分子系」の分子軌道計算を、「低コスト=パーソナルユース」で実現すべく、非経験的分子軌道法による分子軌道計算を高速に実行する専用並列計算機システムの開発に取り組んでいる。本稿では、我々が開発した分子軌道計算専用並列計算機システム、および、専用計算機システムに搭載する、電子反発積分計算専用 LSIの概要を紹介する。

キーワード: 非経験的分子軌道法, 電子反発積分計算, ハイパフォーマンスコンピューティング, 専用LSI, 専用並列計算機システム


Abstract in English

Text in Japanese

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