C60Rn(n = 0-30)の構造ID解析ツールの開発

樋田 竜男*, 内田 勝美, 石井 忠浩, 矢島 博文

東京理科大学 理学部応用化学科, 〒162-8601 東京都新宿区神楽坂

(Received: October 24, 2005; Accepted for publication: February 10, 2006; Published on Web: August 18, 2006)

  C60の30箇所の二重結合へ付加基を導入した時に得られる付加パターンを8桁の16進数(30ビットの2進数)で表現した構造IDを、区別不能な付加パターンからなるマイナー構造IDと、それらの代表構造で表されたメジャー構造IDに分類した。メジャー構造IDは構造異性体を重複無く表現する指標であり、付加パターンが同一構造か直ちに比較することができる。本研究では構造IDをSVG1.1形式で書かれたシュレーゲル図および、PDB形式で書かれた3次元座標へ変換し可視化するプログラムツールを作成し、任意の構造IDを直接可視化するためのハイパーリンクを提供する。このツールは、付加パターンをグラフィカルに定義することが可能で、この付加パターンに対応するメジャー構造IDおよび鏡像異性体のメジャー構造IDを直ちに出力することができる。また、立体障害を考慮し付加可能な反応箇所を表示し、多付加パターンを維持したままシュレーゲル図を回転させることも可能である。

キーワード: フラーレン, 構造ID, 指標, シュレーゲル図


Abstract in English

Text in Japanese

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