線形多変量解析を用いた徳島吉野川の水質の解析

神部 順子a, 青山 智夫b, 山内 あい子c, 長嶋 雲兵d,e*

a大東文化大学外国語学部, 〒175-8571板橋区高島平1-9-1
b宮崎大学工学部, 〒889-2192宮崎市学園木花台西1-1
c徳島大学薬学部, 〒770-8505徳島市庄町1-78-1
d産業技術総合研究所計算科学研究部門, 〒305-8568つくば市梅園1-1-1中央第二
e科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(JST-CREST), 〒332-0012川口市本町4-1-8

(Received: September 11, 2006; Accepted for publication: October 3, 2006; Published on Web: December 1, 2006)

  吉野川の水質浄化の指針を得るために,吉野川水系の上流から河口に至るまでの5種類の水質パラメータの変化を主成分分析とクラスター分析を用いて解析し,吉野川水系の上流から下流までの汚染度をみるための複合的な指標を得ることを試みた.吉野川の汚染の傾向を見るためには,少なくとも5つのパラメータほぼ同じ程度重要であった.
  吉野川は4つの河口を持つ(Figure 1)が,水質は河口からの距離とは対応しておらず(Table 5),最も河口からの距離が長い平和橋(銅山川)と河口の1つである新町川の水質汚染が進んでいることがわかった(Figure 6Table 12).このことから,それぞれの流域の水質に影響を与えている要因を個々に探る必要があることが示唆された.
  吉野川の水質浄化のためには,このような要因の解析と総合的な環境指標に基づいた解析が重要であることがわかった.

キーワード: Water Pollution, Yoshinogawa River, Chemometrics, Principal Component Analysis, Cluster Analysis


Abstract in English

Text in Japanese

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