フラーレン多付加体の効率的な探索戦略:円錐積絞込法

樋田 竜男*, 内田 勝美, 石井 忠浩, 矢島 博文

東京理科大学 理学部応用化学科, 〒162-8601東京都新宿区神楽坂

(Received: October 11, 2004; Accepted for publication: July 7, 2005; Published on Web: February 2, 2007)

  本研究ではフラーレン誘導体の家系図である構造発展図を用い目標構造の前駆体や誘導体をふるいわけるためのソフトウェアツールを開発した。これを利用した新規探査戦略:円錐積絞込法を用い、サッカーボール型フラーレンC60の多付加体の効率的な合成経路探索を行ったところ、Th対称6付加体は2つの2付加体eおよびtrans-1異性体の双方から合成される唯一の6付加体であること、D3対称の6付加体は3付加体0x0200 0081 から合成される唯一の6付加体であること、その3付加体は3つの2付加体e, trans-3, trans-2異性体から合成される唯一の3付加体であること、D3d対称の6付加体は 3付加体0x0001 2001 から合成される唯一の6付加体であることが解った。

キーワード: フラーレン, 多付加体, 6付加体, 構造発展図, 円錐積絞込法


Abstract in English

Text in Japanese

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